• ノロウイルス感染症
  • ロタウイルス感染症
  • インフルエンザ
  • RSウイルス感染症
  • A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
  • 腸管出血性大腸菌感染症
  • サルモネラ感染症
  • カンピロバクター感染症
  • 咽頭結膜熱(プール熱)
  • ヘルパンギーナ
  • 流行性角結膜炎
  • 手足口病
  • 新型インフルエンザ
  • エボラ出血熱

ウイルス性胃腸炎 ロタウイルス感染症

「手洗い」は感染予防の第一歩!

流行時期

例年1~4月にかけてピークがみられます。

主な症状

主な症状は、嘔吐、下痢、発熱です。発熱と嘔吐で発症し、それに続いて頻回の下痢がみられます。下痢の程度はウイルス性の中では一番重く、また、米のとぎ汁のような白色の下痢便が特徴です。大量の水様性下痢のため、乳幼児では脱水に陥りやすく注意が必要です。

原因ウイルス

ロタウイルス感染症は、「ロタウイルス」というウイルスによって引き起こされる、乳幼児の急性胃腸炎です。この感染症は、5歳までにほとんどの小児が経験します。他のウイルス性胃腸炎にくらべ、下痢や嘔吐の症状がはげしいことが多く、入院が必要な小児の急性胃腸炎の原因の50%を占めるとされています。
潜伏期間は、48時間前後です。

好発年齢
生後6ヶ月から2歳の乳幼児に多くみられ、5歳までに大部分の子どもが発症します。小児や成人にも感染しますが、軽症に経過したり発症しなかったりする場合が多いようです。
初診に適した科

小児科,内科,消化器内科。注1)

感染経路

感染患者のふん便や吐物の処理後に手洗い・手指消毒が不十分なことにより、汚染された手指を介して感染する接触感染と、汚染された箇所(患者が用便後などに触れたドアノブやテーブルなど)に触れることで手指が汚染されてしまう間接的な接触感染によって感染します。

予防方法

ロタウイルスは感染力が強く、10~100個という少量でも感染すると考えられています。感染したロタウイルスは、腸管内で増殖し、患者の糞便や吐物1g中には、100億個ものウイルスが含まれていることがあります。また、症状がおさまっても1週間程度はウイルスを排出し続けることがあります。このため、患者からの二次感染にも注意が必要です。

  • 料理の前や排便の後は、きちんと手洗い・手指消毒をしましょう。こどもの排泄後はしっかり手洗い・手指消毒をするように指導し、赤ちゃんのおむつ交換の後も必ず手洗い・手指消毒を行いましょう。
  • 患者のふん便や吐物は適切に処理します。消毒剤としては、次亜塩素酸ナトリウム(0.02%)や消毒用エタノールが有効です。処理後の手洗いは念入りに行いましょう。
  • 便座やドアノブ、手すりなどの環境表面は、できるだけ頻繁に次亜塩素酸ナトリウム(0.02%)や消毒用エタノールを使いましょう。
消毒剤に対する抵抗性
ロタウイルスは、色々な消毒剤に対して比較的高い抵抗性を持つウイルスです。有効な消毒剤としては、消毒用エタノールや次亜塩素酸ナトリウムが挙げられます。
  • 注1)医療機関によって診療科目の内容は異なりますので、受診前にご確認ください。

【参考資料】

国立感染症研究所感染症情報センター
病原微生物検出情報(月報):IASR / 感染症発生動向調査週報:IDWR感染症の話、過去10年間との比較グラフ(週報)

このカレンダーは、過去に観察された感染症の流行時期を示したものです。
流行時期は、年によって大きく変わることもあるので、最新の情報にご注意ください。